インフラエンジニアへの転職を考えているけど、「やめとけ」という声が多くて踏み出せない…
ネットでも家族からも「やめとけ」と言われるけど、その声を信じていいのか分からない…
「やめとけ」の理由が本当なのか、実際に経験した人の本音を聞きたい…
この記事では、こんな悩みを整理していきます。

「インフラエンジニアやめとけ」──正直、僕も銀行営業マン時代に何度もこの言葉を検索しました。
年収140万ダウンを覚悟で飛び込み、最初は毎月赤字で苦しい時期を過ごしました。
それでも5年経った今、フルリモートで年収700万を超えるところまで来れています。
結論からお伝えすると、「インフラエンジニアやめとけ」の声には、実際に当てはまるものと、そうでないものが混在していると考えています。
この記事では、「やめとけ」の声を全部分解して、職場選びと準備でどこまで回避できるかを実体験ベースで全部お話しします。
転職を決める前に、ぜひ判断材料として読んでみてください。
それでも飛び込んだ今は、フルリモートで働き、自分の技術力で食べていけるという確かな手応えを感じています。
目次
「インフラエンジニアはやめとけ」と言われる4つの理由を現役の僕が本音で解説

ネットで「インフラエンジニア やめとけ」と検索すると、多くのサイトでネガティブな意見が見られます。
その中でも特に多く語られる代表的な4つの理由を、僕が実際に5年間現場で働いてきた経験から、一つひとつ正直に整理していきます。
「事実として存在する」ことと「それが自分に当てはまるか」は別の話です。
全てを真に受けてしまうと、正しい判断を見誤る可能性があります。
注意:全部を真に受けると判断を誤る
- 「やめとけ」と言われる理由は確かに存在する。
- しかし、その多くは「企業選び」と「キャリアパス」で回避可能。
- 僕自身の経験も交えながら、一つずつ丁寧に解説していきます。
ですが、その「きつさ」がどういう種類のものか、どうすれば回避できるかを知ることが大切なんです
緊急トラブル対応・夜勤・休日出勤(半分本当・半分企業による)
インフラエンジニアの仕事は、サーバーやネットワークが24時間365日安定稼働していることを前提としています。
そのため、運用監視の現場では、緊急トラブル対応や交代制のシフト勤務、夜勤、休日出勤が発生するのは事実です。
僕の場合監視はしていませんでしたが、運用がメインの業務だったので、最初は何かあったら呼び出されるんじゃないかと緊張感と隣り合わせでした。
当時はまだ経験も浅く、自分の知識で対応できるかというプレッシャーは大きかったですね。
これが「きつい」と言われる大きな要因の一つであることは間違いありません。
しかし、全てのインフラエンジニアで、毎週夜勤があったり、毎月休日出勤が必要となるわけではありません。
設計構築などの上流の業務を担当するようになると、夜勤や休日出勤は格段に減る傾向にあります。
ちなみに僕の場合、インフラエンジニアに転職してから5年ほど経った今でも、夜勤は片手で数える程度しか経験していません。(僕の周りのエンジニア複数人含め)
これは、転職活動で「夜勤のない求人」を血眼になって探した結果と、上流工程のキャリアへシフトできたことが大きかったと感じています。
つまり、企業選びとキャリアの方向性で、ある程度は回避できる問題なのです。
運用監視固定で成長が止まる(環境次第で本当に起こる)
「最初の現場が運用監視ばかりで、いつまで経ってもスキルが身につかない」という声もよく聞きます。
これは環境次第で本当に起こり得る問題です。
もし3年以上監視メインの仕事に留まってしまうと、市場価値が上がりにくくなるのは事実でしょう。
僕も最初の現場で運用を担当していた時期は、「このまま運用をメインに続けるだけではだめだ...」と将来への不安を感じたことが何度もありました。
その度に上流の仕事につながるような仕事をもらえるようにアクションを取り続けていた記憶があります。
この「成長が止まらないように考えて動く」という感覚は、非常に重要な要素です。
最近こそ新しい仕事も任せてもらえるようになりましたけど、スキルアップのためにどうすればいいか、悩んでいましたね
でも、この問題は「インフラエンジニア」という職種の問題ではなく、「最初の現場選び」で大きく変わるんです。
記事後半で、見抜き方を詳しく解説します
常に勉強し続けなければ市場価値が下がる(職種特有ではなくITエンジニア全般)
「技術の進化が速くて、常に勉強し続けないといけないからきつい」という声もよく耳にします。
エンジニア職の中で、インフラエンジニアは比較的技術の移り変わりが遅い方ではあるものの、これは事実です。
5年前の常識が、今では古い知識になっていることも珍しくありません。
勉強が苦痛だと感じる人にとって、この職種は確かにきついかもしれません。
僕も学生時代は勉強が苦手で、お恥ずかしい話ですが、高校では常に下位数パーセントに入るような人間だったので...
その気持ちはよく分かります。
しかし、裏を返せば、「学び続けることが得意な人」にとっては、これほど面白く、市場価値を上げやすい業界もありません。
新しい技術を習得すればするほど、それが直接的に年収アップやキャリアアップに繋がりやすいので!
銀行時代には感じられなかった「自分の努力が形になる」喜びは、エンジニアになって初めて知りました。
裏方の仕事で成果が見えにくい(ここは本当に「向き不向き」の話)
インフラエンジニアの仕事は、「動いて当たり前」の世界です。
システムが正常に稼働していても、それを褒められることはほとんどありません。
しかし、一度システムが停止すれば、全責任が問われます。
開発エンジニアのように「私がこれを作りました!」と目に見える成果物が残りにくいのも事実です。
銀行営業時代、僕は「数字」という明確な成果で評価される環境にいました。
営業部内で成績1位を取った経験もあったので、転職当初はこの「裏方」という立場に戸惑いを感じたことも正直あります。
しかし5年が経った今、その感覚は大きく変わりました。
「縁の下の力持ち」として、システムの基盤を支えているという職人的な誇りを感じるようになりました。
華やかさを求める人には向いていないかもしれませんが、「安定稼働」という目に見えない成果に価値を見出せる人にとっては、これほどやりがいのある仕事はありません。
これは本当に「向き不向き」の話だと感じています。
実は2種類いる、「やめとけ」と言ってくる人の正体

「インフラエンジニアはやめとけ」という声を聞いた時、その声が「誰から」発せられているのかを見極める必要があります。
僕の経験上、「やめとけ」と言ってくる人には、大きく分けて2つのパターンが存在します。
この2つのパターンを理解することで、周囲の声に振り回されず、冷静に自分のキャリアを判断する軸を持つことができるでしょう。
「やめとけ」発言者の2パターン
- パターンA:実体験者の「やめとけ」 → 劣悪な環境で消耗した経験に基づく本物の警告
- パターンB:ネットや噂で聞いた「やめとけ」 → イメージや噂が先行した誤解に基づく発言
実際に働いた経験がないのに「やめとけ」と言う人は、だいたいイメージで語っています
パターンA:実体験者の「やめとけ」は環境への警告
このパターンの「やめとけ」は、実際にインフラエンジニアとして働き、劣悪な環境で消耗してしまった人たちの「生の叫び」ですね。
多重下請けのSES企業でプロパー扱いされず孤独を感じたり、運用監視の業務に何年も固定されてスキルアップの機会を失ったり、といった本物のしんどさを経験した人の声です。
僕自身も、最初の転職活動ではうまくいかず、この人たちと同じ道へ行きかけたこともあるのでよく分かります。
この声は、真摯に受け止めるべき貴重な警告です。
ただし、ここでもう一度強調したいのは、問題の本質は「インフラエンジニアという職種そのもの」ではなく、「最初の転職先や現場の選び方を間違えた」ことにある場合が多いという点です。
このような環境は、事前の情報収集と企業選びによって、回避できる可能性をかなり高められます。
具体的な回避策は、後半の「やめとけ環境を避けるための具体的な方法」で詳しく解説します。
先に詳しく知りたい人は以下の記事を確認してみてください。
→ 【未経験からインフラエンジニアに転職】失敗しない方法を実体験から解説
パターンB:未経験者からの伝聞「やめとけ」はイメージ先行
「IT業界はみんな大変」「インフラエンジニアは特に地味だからきつい」といった、経験がないのにイメージだけで「やめとけ」と語るのがこのパターンです。
親や友人、職場の同僚など、あなたの身近な人が善意で心配してくれているケースが多いでしょう。
彼らに悪意はありません。ただ、実際の仕事内容やキャリアパスを知らずに話している場合は、情報の精度は高くないことが多いです。
彼らの多くは、インフラエンジニアの具体的な仕事内容やキャリアパスを知りません。
「IT=プログラミング必須」という誤解や、昔のIT業界のイメージで語っていることがほとんどです。
AIの進化が早いため、今後の働き方が変わる可能性はあります。
ただ、経済産業省の調査からも、2030年に最大約79万人のIT人材不足が見込まれており、ITインフラを支える人材の需要も一定以上あると考えています。
(ちなみに僕の職場でも採用強化してるものの、なかなか採用できないと聞いています)
実際、インフラエンジニアの中には、スキルを積んでリモートワークや上流工程へ進み、良い待遇を勝ち取っている人もいます。
だからパターンBの声しか聞いていない場合は、データや具体的な意見を聞くべきなんです。
不安な気持ちは持ちつつも、冷静に事実をとらえることが大切です!
「やめとけ」を理解した上で、それでも僕が飛び込んだ理由

ここまで、「やめとけ」と言われる理由と、その声の発信者の正体を見てきました。
では、それらの不安を受け止めた上で、なぜ僕はインフラエンジニアに飛び込んだのか。
ここからは、僕自身がなぜ転職を決めたのか、そして実際にどんな失敗や苦労があったのかをお話しします。
転職を決める前、僕は「やめとけ」と書かれた記事や口コミを片っ端から読み込みました。
そこで気づいたのは、ネガティブな声のほとんどが「夜勤ありの監視オペレーター」「経歴を盛るSES」「学習しないまま数年経過」という、特定のパターンから発信されていたことです。
裏を返せば、入る会社と最初のキャリア設計を大きく間違えなければ、「やめとけ」と言われる地雷を踏む確率は下げられる。そう確信できたことが、僕が飛び込んだ最大の理由です。
僕が最終的に飛び込んだ理由
- 「やめとけ」の理由を分解すると、夜勤監視・案件ガチャなど特定の働き方に集中していたから。
- つまり「会社選びと準備で回避できる問題」であり、職種全てに当てはまる問題ではないと判断できたから。
- そして何より、年収ダウンの不安よりも「あと30年、合わない仕事を続ける不安」の方が大きかったから。
とはいえ、僕の転職が順風満帆だったわけではありません。
ここからは、未経験からインフラエンジニアに飛び込んだ結果、年収が約140万円もダウンした現実と、そこからどうやって巻き返したのかを具体的に説明していきますね。
僕の失敗が、あなたが遠回りしないための道しるべになれば幸いです。
銀行営業から未経験インフラエンジニアへ転職した実体験

銀行営業の毎日で「この仕事、あと30年やるのか」という漠然とした不安が募り、手に職をつけたいとProgateを始めたのがきっかけでした。
大学時代に一度挫折したプログラミングに再挑戦し、今度は挫折しつつもなんとかITエンジニア職へ転職することができました。
その結果、年収や仕事内容はこんな感じで変わっていきました!
年収カーブと仕事内容の変化
- 転職前(銀行営業3年目):年収約450万円(営業部内で成績1位を取った時期)
- 未経験1年目(SES企業):年収310万円台(約140万円ダウン)
- 2年目:年収が100万UPし、なんとか毎月赤字から抜け出す。
- 3年目(AWS SAA取得後):AWSなどクラウド案件に関わる機会が増える
- 4年目以降(クラウド設計・構築):年収500万円台に到達
- 5年目:設計の仕事も増えてきて年収600万円台に到達。副業でもエンジニア関連の仕事を受ける。
- 6年目(現在):提案や要件定義にもチャレンジ/フルリモート&年収700万円超
僕も最初は「やってしまったか...?」と自問自答した時期もありました。
でも、その後のキャリアを見れば、結果的に正しい投資だったと言えます。
ここからは、この年収カーブの裏側を【転職前】→【転職直後】→【1年目】→【2年目以降】の時系列で、包み隠さずお話しします。
【転職前】スクール後の全落ちで、学習の順番ミスに気づいた
実は、転職に成功する1年前の銀行2年目の頃に、オンラインのプログラミングスクールを3ヶ月ほど受講していました。
「これでITエンジニアになれる!」と鼻息荒く転職活動を始めたのですが、結果は全落ち。
動画を見るインプットばかりで手を動かすハンズオンを後回しにしていたため、知識がまったく定着していなかったんです。
銀行の仕事はキツい、勉強は進まない、転職は決まらない…正直、この時期が一番つらかったですね。
転機は、たまたま知り合いだった現役のフリーランスインフラエンジニアに、AWSやLinuxを教えてもらえることになったことでした。
その人から「これ作ってみて」と実務に近い課題を期限つきで出され、死に物狂いで調べるうちに、自力で成果物を作れるようになったんです。
このとき初めて、間違っていたのは学習の順番で、正解は「手を動かしながら、必要な知識をその都度入れる」ことだったと気づきました。
おかげで2回目の転職活動では自信を持って挑むことができ、内定を3つ獲得できました。
【転職直後】年収140万ダウンの手取りショック
銀行3年目で営業部内1位を取ったタイミングで退職を決意し、転職した僕を待っていたのは、想像以上の手取りショックでした。
年収が約140万円ダウンし、未経験転職時の年収は300万円台前半...
「これで本当に大丈夫か」という不安が込み上げ、正直、夜中に転職サイトを開いたり、キャリアのことを調べてしまう時期もありました。
結果的には4年目に銀行時代の年収を超えることができましたが、やはり初年度は不安が尽きないですね...
この年収ダウン期間はいわば「投資期間」なんです。
ここからどう巻き返したのか、順番にお話ししますね
【1年目】最初の現場で覚えた泥臭い基礎
最初はSES企業に所属し、現場ではオンプレミスのサーバー運用保守からスタートしました。
ログをひたすら追ったり、コマンドを叩いたりする毎日で、銀行時代に営業で数字をとったときの「華やかさ」は一切ありません。
地味な作業の連続に楽しさを感じられなかったり、トラブルがあったときにうまく動けない自分に「もしかしたら向いていないかも」と感じていたこともあります。
でも、この時期に徹底的に手を動かし、Linuxの基本コマンドやネットワークの基礎を体で覚えることができました。
最初は「こんなこと何になるんだ?」と思っていた作業も、今となってはクラウド環境の設計・構築をする上で、かけがえのない土台になっていると実感しています。
「派手じゃないけど、これが地力になる」と気づいた瞬間でした。
【2年目以降】資格とクラウドシフトで巻き返し
2年目に年収が100万円ほど上がり、まずは毎月の赤字生活から抜け出しました。
そして3年目、AWS SAAの取得をきっかけにクラウド案件へ関わる機会が一気に増えます。
資格について詳しく知りたい方は以下を確認してみてください。
→ 【インフラエンジニアの資格25選】取得の順番や難易度を一覧表で解説!
そこから設計・構築へと仕事の幅を広げ、年収カーブの通り、6年目の現在はフルリモートで年収700万円超まで到達できました。
振り返ると、巻き返しの原動力は「1年目の泥臭い基礎」×「資格取得でクラウドの波に乗ったこと」の掛け算でした。
このあたりは、次の章の「3つの本当の魅力」で詳しくお話しします。
でも、そこから年収700万超えまでいけるなら、チャレンジする価値はありますよね!
だからこそ、僕と同じ失敗はせずに、「やめとけ」の正体を知った上で判断してほしいんです
インフラエンジニアを続けて見えた3つの本当の魅力

年収ダウンの苦しみを味わい、スクール後の全落ちという挫折も経験した僕が、それでもインフラエンジニアを続けてこられたのはなぜか。
それは、この職種が持つ「本当の魅力」に気づいたからです。
検索するとよく挙げられる「将来性」「年収」「未経験OK」といったメリットは確かに存在しますが、僕が語りたいのは、それを「肌で感じた具体エピソード」です。
抽象的な言葉ではなく、実体験を通じて見えてきた3つの魅力を紹介します。
インフラエンジニアの3つの本当の魅力
- なくなりにくい仕事という安定感
- クラウド案件で開いた年収カーブ
- フルリモート・場所に縛られない働き方
むしろ、この魅力があるからこそ、多くの人が挑戦し続けているんです。
僕もその一人ですから
なくなりにくい仕事という安定感
「電気・ガス・水道と同じく、ITインフラも止められない」——これが、インフラエンジニアの仕事の根幹を成す考え方です。
僕がこの職種を選び続けてきている理由の一つも、この「なくなりにくい仕事」という安定感でした。
コロナ禍以降、クラウド活用やリモートワークの広がりによって、ITインフラの重要性はさらに高まってきています。
AIでどうなるかわからないと言われている時代でも、現場でAIの積極活用はあれど、現状インフラを全部AIに任せようという流れにはなっていません。
加えて、目に見える成果は少ないかもしれませんが、世の中を裏側から支える重要な役割を担っている感覚は、僕のモチベーションの源泉になっています。
クラウド移行で開いた年収カーブ(500万台→700万超)
僕の年収が大きく変わったのは、インフラエンジニアとして働き始めて3年目のことでした。
オンプレミス環境からクラウド環境への移行が加速する、まさにその転換期に乗ることができたのです。
AWS SAA(ソリューションアーキテクト アソシエイト)の資格を取得したことが、大きなターニングポイントでした。
この資格取得によってクラウド案件に挑戦しやすくなり、実務経験と組み合わせることで、年収アップにつながる仕事を任せてもらいやすくなりました。
先ほどの年収カーブの通り、未経験転職時の300万円台から5年で年収600万円台に到達し、現在は年収700万円超のところまで来れています。
これは、クラウド技術という時代の流れに乗りつつ、現場でスキルを積み重ねた結果だと考えています。
フルリモート・場所に縛られない働き方
銀行員時代は、毎日スーツを着て満員電車に揺られ、フル出社が当たり前でした。
しかし、インフラエンジニアに転職してからは、働き方が劇的に変わりました。
特にクラウド × 設計構築寄りの業務を担当するようになると、物理的な出社が減り、ほとんどの期間をフルリモートで働くことができています。
通勤時間がゼロになり、自分の時間を有効活用できるようになったのは、大きなメリットです。
僕の場合は「場所に縛られずに、自分の技術で食っていきたい」という当初の動機が、今ようやく達成できた実感があります
「場所に縛られず、自分の技術で食っていく」——これは、僕が銀行を辞めてIT業界に飛び込んだ最大の動機でした。
インフラエンジニアとしてスキルを磨くことで、その夢が現実のものとなったのです。
この自由な働き方は、他の職種ではなかなか得られない魅力だと感じています。
踏み出して大丈夫な人・やめておいた方がいい人の見分け方

ここまで、「やめとけ」と言われる理由と、僕の実体験、そしてこの仕事の魅力をお伝えしてきました。
ここで一度、あなたがインフラエンジニアへの道に進むべきか、それとも一旦立ち止まるべきかを判断するための「適性チェック」をしてみましょう。
僕の経験上、「インフラエンジニアに向いている人」と「そうでない人」には明確な特徴があります。これは押し売りではなく、あなたが後悔しないための正直なアドバイスです。
大事なのは「好きになれるか」と「継続できるか」です。
苦手意識があっても、興味があれば意外と続けられるものです
踏み出して大丈夫な人の5つの特徴
以下の特徴に当てはまる方は、インフラエンジニアとして活躍できる可能性が非常に高いです。
特に「学習を継続できる」という点は、ITエンジニアにとって最も重要な資質の一つです。
僕も最初は勉強が苦手でしたが、インフラ技術に触れていくうちに「面白い」と感じ、気づけば休日も学習するようになっていました。
踏み出して大丈夫な人の特徴
- 学習を継続できる人(最低でも週10時間を半年確保できる)
- 1〜2年の年収ダウンに耐えられる余力のある人(将来への投資と割り切れる)
- 裏方の仕事に誇りを持てる人(縁の下の力持ちであることにやりがいを感じる)
- 環境を選ぶための情報収集を厭わない人(主体的に動ける)
- 失敗しても次に活かせる柔軟さがある人(完璧主義すぎない)
また、最初の年収ダウンを「将来への投資」と捉えられる現実感も大切です。
目先の数字だけでなく、数年後のキャリアパスを見据えられる人は、途中で挫折しにくいでしょう。
裏方の仕事にやりがいを感じ、主体的に情報収集ができる人は、ブラック環境を回避し、着実にキャリアを築いていけます。
一旦やめておいた方がいい人の3つの特徴
一方で、以下の特徴が複数当てはまる場合は、インフラエンジニアへの転職を一旦立ち止まって、本当に自分に合っているか再検討することをおすすめします。
一旦やめておいた方がいい人の特徴
- 即・高年収を期待している人(最初の1〜2年は年収が下がる前提を受け入れられない)
- 「楽して稼ぐ」系のメッセージに強く惹かれる人(エンジニアに楽な道はありません)
- 学習に時間を割く生活設計ができない人(仕事以外の自己投資が難しい)
ですが、正しい順番で努力を継続すれば、僕のように数年で年収数倍になったり、リモート勤務も実現できるんです。
遠回りを減らすために、次の章で具体策を整理します
これらの特徴に当てはまるからといって、絶対にインフラエンジニアになれないわけではありません。
しかし、「理想と現実のギャップ」に苦しむ可能性が高いでしょう。
一度立ち止まり、自分の価値観やキャリアプランを再確認することをおすすめします。
「迷っている」段階の人へのアドバイス
「自分は踏み出して大丈夫なのだろうか、それともやめておいた方がいいのだろうか…」と迷っている段階のあなたは、最も賢明な判断ができるチャンスにいます。
- いきなり退職せず、副業的に学習を始めてみる。
- まずは転職エージェントに登録して話を聞いてみる。
- X(旧Twitter)などで現役のインフラエンジニアをフォローして、リアルな空気感を掴む。
これら全て、「踏み出す=即退職」ではありません。
迷うなら、まず「情報収集」から始めれば失敗は少ないでしょう。
未経験からインフラエンジニアを目指す人向けの転職エージェントについて以下の記事で解説しました。
→ 【未経験特化】インフラエンジニアに強い転職サイト・エージェント9選
次の章からは、「やってみたい」と感じた人のために、後悔しない環境選びと学習の進め方を具体的に解説していきます。
やめとけ回避の独学ロードマップ:資格取得→ハンズオン→企業分析

前の章で「やめとけ環境」を避けるためのポイントをお伝えしました。
ここからは、それを実践に落とし込むための「資格取得→ハンズオン→企業分析」の3ステップを紹介します。
資格で土台を作り、ハンズオンで働くイメージを固め、最後に企業分析で良い環境を選ぶ──僕が実際にLinuCやAWS SAAを一発合格し、クラウドエンジニアにステップアップできた道のりをベースにした流れです。
やめとけ回避のロードマップ3ステップ
- Step 1:資格取得で土台を作る(LPIC/LinuCまたはCCNA→AWS SAAの順でITインフラの基礎を習得)
- Step 2:ハンズオンで「動くもの」を作る(実践力と働くイメージを固める)
- Step 3:企業分析で「良い環境」を選ぶ(前章のポイントを実践する)
いきなりAWSとかでいいんですか?
まずはLinuCやCCNAで土台を固めてから、AWSに進むのが王道です。
僕もスクール卒業後の全落ちで、この「順番」の大切さを痛感しましたから
Step 1:資格取得で土台を作る(LinuC→AWS SAAの順番が王道)
最初のステップは、資格学習でITインフラの土台を作ることです。
おすすめの順番は、①LPIC/LinuCまたはCCNAで基礎を固める → ②AWS SAAでクラウドの入り口に立つ、の2段階です。
Linuxは多くのサーバーで使われているOSであり、その操作スキルはまさにインフラエンジニアの「土台」です。
僕が最初に取得した資格もLinuC レベル1でした。
この資格学習を通して、Linuxの基本コマンドやファイルシステム、ネットワーク設定の基礎を体系的に学ぶことができました。
土台ができたら、次はAWS SAA(ソリューションアーキテクト アソシエイト)です。
クラウドの全体像を理解し、基本的なサービスを設計・構築する知識があることを証明できる資格で、僕はCloudTechを活用して約2ヶ月で一発合格できました。
この資格が後にクラウド案件へのアサインに直結したので、未経験からの転職でもクラウドを見据えるなら取って損はない資格だと感じています。
Step 2:ハンズオンで「動くもの」を作り、働くイメージを固める
資格学習で知識をインプットしたら、次はアウトプットです。
個人でAWSアカウントを取得し、実際に手を動かして環境を構築する「ハンズオン学習」は、座学だけでは得られない実践力を養う上で不可欠です。
僕も駆け出しの頃は、いきなり分厚い本や公式ドキュメントを眺めても理解できないことが多かったのですが、実際に手を動かして、EC2(仮想サーバー)を立ててWebサーバーを動かすといったハンズオンを繰り返すことで、知識が点と点で繋がり、線になる感覚を得られました。
もう一つ大事なのは、ハンズオンを通じて「インフラエンジニアとして働く自分」のイメージが固まることです。
環境構築の楽しさや、エラーと向き合う泥臭さを先に体感しておけば、入社後のギャップで挫折するリスクを減らせます。
そして「動くもの」を作った経験は、そのまま面接でのアピール材料にもなります。
Step 3:企業分析で「良い環境」を選ぶ
資格と成果物が揃ったら、最後のステップは企業分析です。
どれだけ学習を頑張っても、入る環境を間違えれば「やめとけ」の当事者になってしまいます。
逆に言えば、資格とハンズオンの実績はあなたを「選ばれる側」から「選ぶ側」に変えてくれる武器です。妥協せずに環境を見極めましょう。
具体的なやり方は、前の章でお伝えしたポイントの実践です。
- 求人票・口コミから回避すべき環境のシグナルを読み解く(年収300万以上・年間休日120日以上など)
- IT特化+総合型の転職エージェントをフィルターとして併用する
- 面談で「3年後のキャリアパス」「案件の内訳」「設計構築への道筋」の3つを必ず質問する
僕自身、2回目の転職活動ではこの流れで企業分析を徹底した結果、内定を3つ獲得し、夜勤のない環境を自分で選ぶことができました。
学習だけで終わらせず、「環境選びまでがロードマップ」と捉えてもらえると、後悔のない転職に近づけるはずです。
補足:独学が難しければスクールも選択肢(目的別の3軸で選ぶ)
Step 1〜2の独学が難しいと感じる場合は、ITスクールやAWS学習サービスの活用も有効な選択肢です。
ただし、スクール選びで失敗しないためには、「目的別の3軸」で選ぶことが重要です。
- 軸①無料/有料:無料スクールは転職支援が手厚い一方、学習内容に制限がある場合があります。
- 軸②ネットワーク特化/AWS特化:目指すキャリアに合わせて専門性の高いスクールを選びましょう。
- 軸③転職支援の有無:求人紹介・面接対策・ポートフォリオ相談など、どこまで支援してくれるかを確認しましょう。
詳しい比較は、こちらの記事でAWSスクールについてまとめていますから、ぜひ参考にしてみてください
→ 【実践で使える】AWSが学べるおすすめスクール7選!現役エンジニアが解説
まとめ:『インフラエンジニアはやめとけ』を越えて、最初の一歩を踏み出すために

「インフラエンジニアはやめとけ」という声に不安を感じていたあなたも、この記事を読んで、その声の正体と、後悔しないための具体的な道筋が見えてきたのではないでしょうか。
僕自身も経験した「やめとけ」の声を、ただのネガティブな情報として消し去るのではなく、「正しいキャリアを選ぶための貴重な判断材料」として活用する。
この発想の転換が、あなたの未来を大きく左右します。
本記事の要点まとめ
- 「やめとけ」の理由は半分本当ですが、半分は環境の問題です。
- 「やめとけ」発言者は実体験者と伝聞者の2パターンに分かれます。
- 未経験転職で1〜2年目の年収ダウンは事実ですが、その先で巻き返せます。
- 環境選び(エージェント・最初の現場)が9割を決めます。
- 資格取得とハンズオンで基礎力の習得。
不安を解消し、正しい順番で行動すれば、僕のように未経験からでも高みを目指せます
踏み出すための具体的な3つの次のアクション
「よし、やってみよう」と感じたあなたに、具体的な次のアクションを3つ提案します。
いきなり全てを始める必要はありません。
できることから、小さな一歩を踏み出してみましょう。
次の一歩を踏み出すためのアクション
- 転職エージェントを登録して話を聞く:まずは情報収集から始めましょう。詳細はインフラエンジニア向け転職エージェントの記事で比較しています。
- LPIC/LinuC などの資格に挑戦:まずは基礎固めから。無料で受講できるスクールもあるので参考に。
- X(旧Twitter)等で現役インフラエンジニアをフォローして空気感を掴む:リアルな情報を得ることで、より具体的なイメージが湧きます。
一歩踏み出せば、見える景色は変わります。
僕と同じ失敗を避けながら、あなた自身のペースで一歩ずつ進んでいきましょう
「やめとけ」という声と上手に付き合いながら、あなた自身のペースで、未来への一歩を踏み出してください。
応援しています。焦らず、まずは小さく動いてみましょう。